小学3年生が見せた「非認知能力」の力
〜クラフトマンアフタースクールでの実体験から〜
先日、クラフトマンアフタースクールでとても興味深い出来事がありました。
児童(Aくん)と児童(Bちゃん)が些細なことで言い争いをし、Bちゃんはストレスを感じすみっこへ行ってしまいました。そんな中、間に入ったのは小学3年生の(Cちゃん)。
Cちゃん(3年生)が見せた驚くべき行動
そのCちゃんはまずBちゃんに寄り添い、
- どんなところが嫌だったのかを丁寧に聞き取り、
- その内容をメモに取り、
- 「自分の気持ちを言葉にできるように」と促し、
- 共感しながらコミュニケーションをとっていたのです。
結果、AくんとBちゃんに対して「あなたのこんなところが嫌だった」と、しっかりと自分の気持ちを伝えることができました。
しかし、ここからが本番
気持ちをぶつけられたAくんは当然、面白くありません。
「そんなつもりじゃなかった」「言っていない」などと否定し、受け止めることができませんでした。
この場面、一般的な学習塾では「算数ができる」「漢字が書ける」といった認知能力を鍛える指導はあっても、このような人間関係の場面を扱うことはほとんどありません。
非認知能力とは?
保護者の方の中には「非認知能力」という言葉を耳にしたことがある方もいるでしょう。
- 認知能力…テストで測れる知識や学力(算数・国語など)
- 非認知能力…テストでは測れない力。自己肯定感、共感力、問題解決力、粘り強さ、感情のコントロール、コミュニケーション力など
クラフトマンアフタースクールが重視しているのは、この非認知能力です。
今回のCちゃんの行動には、
- 他者に寄り添う共感力
- 問題を整理し伝える論理力
- 自分なりに解決に導こうとする主体性
がすべて含まれていました。
将来に役立つ力
さらに驚いたのはこの後のことです。
出来事を振り返りCちゃんと私が話していた際、「今回のように相手に何か伝えるときはその相手から"許可"を取るといいよ」と伝えると、その子はこう言いました。
「ん、ちょっと待って、メモとる。なんか将来に役立ちそうな気がする」
Cちゃんが将来を意識し、学びを自分のものにしようとする姿勢を見せたのです。この瞬間、クラフトマンアフタースクールが目指している教育の本質を体現していると感じました。
クラフトマンアフタースクールが目指すもの
学力(認知能力)ももちろん大切です。しかし、それだけでは社会を生き抜く力にはなりません。
- 自分の感情を整理し伝える力
- 相手の気持ちを理解し行動する力
- 学びを自ら取りにいく姿勢
これらが非認知能力であり、クラフトマンアフタースクールが日々の活動を通じて育てている力です。
フィードバックのルールとポイント
今回のケースでも重要だったのが「フィードバックの仕方」です。ご家庭でも実践できますのでおすすめです。
フィードバックとは、相手に自分の気持ちや意見を伝えるときのコミュニケーションの技術です。正しい方法を知っていると、相手との関係を壊さず、むしろ信頼を深めることができます。
1. 相手に「今、話していい?」と許可を取る
突然指摘されると、人は防御的になってしまいます。
「ちょっといい?」「聞いてくれる?」と一言添えるだけで、相手の受け入れやすさが変わります。
2. 感情ではなく事実を伝える
「あなたはいつも○○する!」ではなく、
「昨日○○と言われた時、私は悲しかった」と、事実と感情を分けて伝えることが大切です。
3. 具体的な行動にフォーカスする
「嫌い」ではなく「○○した時に△△と感じた」と、行動レベルで指摘すると相手も理解しやすくなります。
4. 相手の立場も尊重する
最後に「あなたの気持ちも聞きたい」と添えることで、双方向のコミュニケーションになります。
この4つを意識するだけで、子ども同士でも大人顔負けの対話が成立します。
今回3年生が自然に実践したことは、結果的にはうまくいきませんでしたが、次回正しいフィードバックへのいいきっかけになったと思います。
来年度の入会を検討される保護者の皆様へ
「非認知能力」は、子どもの人生を豊かにする基盤です。
テストの点数には現れませんが、将来の人間関係・仕事・人生の成功に直結します。
クラフトマンアフタースクールでは、日常の小さな出来事を通して、子どもたちが自然とこの”非認知能力”を身につけていく環境を整えています。Appleのようなグローバル企業の人材育成トレーニングでも十分に実践されてきていることです。
ぜひクラフトマンアフタースクールを通して、この成長を実感してください。





