「小さい頃からどんな習い事をすればいいの?」
「勉強させるべきか、それとも自由に遊ばせるべきか?」
子育て中の保護者なら、一度は悩むテーマですよね。実は東京大学に進学した学生たちにアンケート調査をすると、幼少期の習い事や家庭での関わり方に、いくつかの共通点が見えてきます。今日はその傾向をご紹介します。
1. 幼少期の習い事(習いごと)
- 水泳:およそ6割の東大生が経験。基礎体力や集中力を養うだけでなく、「やればできる」という達成体験を積みやすいのが特徴です。
- 楽器(ピアノ・バイオリンなど):一般の子どもと比べて3倍以上の割合で経験しているというデータも。継続力や表現力が育ちやすい習い事です。
- 英会話:語学そのものよりも「異文化への興味」や「学びの柔軟性」が磨かれることが注目されています。
2. ドリル学習は“やりすぎない”
東大生家庭では、幼児期にドリルや自由学習を取り入れる割合が一般家庭より高いのは事実です。ただし、全員が「毎日」やっているわけではありません。むしろ3割近くは「ほとんど使わなかった」という結果も。
大事なのは “机上の勉強だけに偏らず、多様な体験を通じて地頭を育てる” という姿勢です。
3. 親の関わり方に共通する習慣
- ルールを決める:テレビやゲームの時間に制限を設けて、学びや遊びのバランスを整える家庭が多いです。
- 会話の多さ:学校のこと、友達のこと、ニュースや社会のことを親子でよく話す。言葉の力や考える力を自然に伸ばす時間になっています。
- 早期の文字習得:半数以上が3歳までにひらがなを読めるようになっていたとの調査も。絵本の読み聞かせや文字遊びを「楽しむ」習慣が影響しています。
4. 習い事の詰め込みには注意
スポーツや音楽は子どもの非認知能力(やり抜く力、自信、協調性)を伸ばしますが、過剰にスケジュールを詰め込むと逆にストレスや不安を抱えやすいという研究もあります。
「やりたい」「楽しい」と感じられることを中心に選び、余白のある時間も大切にしましょう。
まとめ
東大生の多くが経験していた習い事は、水泳・楽器・英会話。
ただ、それ以上に共通していたのは 「親子の会話」「学びを楽しむ工夫」「ルールのある生活」 でした。
実は私が、Apple社にいた際に英語ペラペラな同僚や(帰国子女を除く)後輩に聞いたことがあります。
「どうして英語がしゃべれるの?」
教えてくれた理由は、「親がしゃべってた(家で)」「海外旅行で親が英語を使ってコミュニケーションしてたのに憧れて」「好きな映画の言葉を理解したかった」などなど。中には浅草で人力車のバイトをしたことをきっかけに、お客さんと会話を楽しむためにYoutubeで勉強したという強者もいました。いずれも英語に対するポジティブな意見が多く、親や周りの環境が影響しているのだなと思います。
習い事や教材も大切ですが、親との関わり方や環境が子どもの知的好奇心や自立心を育てる大きな要素になっているのですね。
表:東大生家庭にみられる傾向
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 習い事 | 水泳・楽器・英会話が上位。特に水泳は小学生時代60%と極めて高い。 |
| 教材活用 | ドリル・ワークは使う家庭が一般より多いが、使用しない家庭も一定数。 |
| 体験重視 | 読み聞かせ、パズル、自然・音楽体験など多彩な経験を重視。 |
| 親の関わり | テレビ/ゲームに制限を設け、家族の会話やルール作りを重視。 |
| 早期読み習得 | 半数以上の東大生が3歳までにひらがなが読めるように慣らされていた。 |
| バランス意識 | 習い事は心身の発達に有効だが、過剰な詰め込みには注意が必要。 |
実践ポイント(保護者の方へ)
- 水泳や楽器など、目標設定しやすく続けやすい習い事は良い可能性がある。
- 読み聞かせや文字遊びなど、日常の中に「学びを楽しむ工夫」を。
- 制限とルールを親子で共に考え、自己コントロール力を育む。
- 過度な習い事の詰め込みは避け、余裕ある時間も確保する。





