第5回 | Appleで学んだ“働く意味”と、子どもに伝えたいこと
「やりたい」と「誰かの役に立つ」がつながった瞬間
六本木にある製品開発部門で働いていた頃、ある日ふと「自分はなぜ働いているのか?」と立ち止まったことがありました。
毎日アイデアを出し合い、多くの利用者のためのプロジェクトに関わっている。楽しいし。
やりがいはある。でも、もっと根っこの部分で考えてみたのです。
「自分は、何のためにこの仕事をしているのか?」
“好きなこと”はゴールじゃない
Appleには、音楽好き、デザイン好き、テクノロジー好き…
“好き”を極めたプロフェッショナルがたくさんいます。
でも、彼らが評価されていた理由は、単に「好きだからやっている」からではありません。
彼らは皆、自分の“好き”を、
「Appleの製品を使って、誰かの生活をより良くする」
「まだ見ぬ誰かの問題をAppleの製品を使って解決する」
という目的に結びつけていました。
つまり、「好き」と「社会との接点」がつながったとき、仕事は本当の意味で“生きる力”になるのだと、私は感じました。
子どもに伝えたい、「働く意味」
子どもたちがこれから生きる社会は、今よりももっと正解のない世界です。
「これをやればうまくいく」という道筋が、今よりずっと不透明になるでしょう。
でも、だからこそ伝えたい。
- 自分の「好き」に素直でいてほしい
- 誰かの役に立つ喜びを知ってほしい
- 「なぜこれをするのか」を、自分の言葉で語れる人になってほしい
クラフトマンアフタースクールが目指すもの
クラフトマンで私たちが育てたいのは、「テストの点が取れる子」でも「競争に勝つ子」でもありません。
私たちが目指すのは——
🔹 自分の頭で考え、行動できる子
🔹 失敗を恐れずチャレンジできる子
🔹 他人を思いやり、チームで動ける子
🔹 自分の“好き”と“社会”をつなげられる子
そういう子が、きっと未来の社会をつくっていくと信じているからです。

最後に
私がAppleで働いて見えた景色と、今、子どもたちと向き合う日々。
一見まったく違うようで、実はとても近いものです。
- 自分の考えを持つ
- 相手と対話する
- 役に立ちたいと思う
それらはすべて、大人になってから突然身につくものではありません。
小さな頃から、「自分で考え、行動をする経験」を重ねる中で育っていくのです。これはAppleで年間5,000人、累計75,000人の顧客と対話し、Apple社で働く何百人といった「すごい人」たちと実際に話すことで得られた実体験に基づきます。
クラフトマンアフタースクールは、そんな「未来のApple的な人材」の土台をつくる場所でありたいと思っています。

最後までお読みいただいた保護者の皆様へ
ぜひ一度、クラフトマンアフタースクールにお越しください。
3Dプリンタ、書道、そろばん、英語、色育…
どの活動にも、“自分で考えて動く”学びの設計が散りばめられています。
子どもたちが「やらされる」のではなく、「やってみたい!」と動き出す瞬間を、ぜひ体感してください。







