「やりたくない」は本心じゃない?|習い事が苦手な子を、成長へ導くクラフトマンの実際の関わり方

「そろばんが始まると、いつも俯せて寝てしまう──」

クラフトマンアフタースクールのそろばん教室で一人の児童がいました。
宿題もスラスラこなせるし、普段は健気に頑張り屋さん。
でも、そろばんの時間だけは明らかにスイッチが切れてしまうのです。

習い事は本来「楽しいもの」のはず。
でも現実には、誰にでも苦手な時間はある
そして、それをどう乗り越えさせるかが、大人の関わり方に問われます。

今日は実際にクラフトマンアフタースクールで起きた事例と、子どもと我々がどう向き合っているかを書いた記事になります。


子どもの意思を尊重したうえで「退室」を選ばせた理由

無理に座らせ続けても、本人の嫌悪感は強くなるだけ。
そこで私は、こう伝えました。

「次に寝てしまったら、一旦今日のそろばんはやめることになるけど、どうする?」

本人に“選択させる”のです。
これが非常に重要なポイント。

心理学では
「自己決定感」=行動への主体性と努力を高める要因
であることが明らかになっています(Deci & Ryan, 2000)。

結果、本人が頷いたうえで寝てしまい、退室。

もちろん、それには理由があります。
周囲への影響を抑えるだけでなく、

「やらない」を自分で選んだ責任を感じる
「参加したい」という気持ちを自ら取り戻す

そのきっかけになるから。


退室した子どもが見せた“変化”

別のエリアで静かに過ごす時間。
最初は堂々とした様子でも、しばらくすると……

「先生、これ見て!」「ねぇねぇ」

かまってほしい、話を聞いてほしいというサイン。
「離れてしまった寂しさ」が、じわじわ沸き起こってくるのです。

プログラム終了後、静かに声をかけました。

「今回の行動、どう思ってる?」

すると…

「寝てないよ」「他の子もやってたよ」
言い訳が次々と飛び出します。

私はその言葉を否定せず、でも誤魔化しも許しません。

「あなたはできる子。できるのにやらないのは、先生は納得できない。」

普段から暗算を頑張っている姿も、
下級生に励ましの言葉をかけている優しさも、
私は見ている。

だからこそ、強い言葉をかける価値がある。


本気で向き合うから「逃げない」選択が生まれる

「そろばんから逃げない。
嫌な気持ちはわかった。
それでも、逃げ続ける自分でいい?」

静かな対話の中で、子どもは少し俯きながら、
それでも小さく首を横に振りました。

大切なのは、

  • 指示ではなく、本人の意志
  • 命令ではなく、対話
  • 罰ではなく、成長への布石

クラフトマンが大切にしている「できた!」は、小さな自信の積み重ねから生まれます。
そして、その土台は “自分で決めた”経験 が作ります。


クラフトマンが「真正面から向き合う」理由

子どもだからこそ、
ごまかしを覚えてはいけない時期 があります。

子どもだからこそ、
本気で信じてくれる大人が必要 です。

クラフトマンアフタースクールでは

  • 子どもの意思を尊重し
  • 正しい行動へ導き
  • 挑戦する勇気を取り戻す

このプロセスを大切にしています。

習い事は、できるかできないかより

✨「やり抜けた」という成功体験を積めるか

が本質です。

その一歩を、私たちは一緒に支え続けます。


まとめ|逃げずに向き合える子は、未来に強い

もちろん、今回のような対応をいつも行うわけではありません。こども一人一人の個性や性格を見抜き、接し方を変えるのが基本ではあります。

ちなみに今回の児童は、翌週のそろばん…
姿勢よく最後までやり切りました。

子どもの心は繊細で、同時に強い。
向き合い方次第で、何度でも立ち上がれます。

放課後の学びは、
教科書では得られない「生きる力」を育てる時間。

クラフトマンアフタースクールは、
その力を一緒に育てるパートナーです。

そろばんする児童
※画像はイメージです
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