「学校から学童まで歩くだけなのに、1回880円もかかるの?」
「ほかの民間学童では、お迎え料金が月額に含まれているけれど……」
クラフトマンアフタースクールでは、2026年7月から、学童のお迎えオプションの料金体系を変更しました。
現在の料金は次のとおりです。
- 月額登録料:3,300円(税込・初月無料)
- 利用料:1回880円(税込)
- 対象校:山田小学校・北山田小学校・東山田小学校・南山田小学校
- 受付状況:受け入れ人数に限りがあるため要問い合わせ
2026年6月までは月額3,300円の定額でしたが、7月からは月額登録料に加え、実際の利用1回ごとに880円をいただく形になりました。
以前より負担が増えるご家庭があることは、私たちも理解しています。
そのうえで、なぜ料金体系を見直したのか。学童のお迎えオプションの現場で、どのような仕事と責任が発生しているのか。今回は、価格だけでは見えにくい部分も含めて率直にお伝えします。
お迎え料金で気になる「何に費用がかかるの?」
クラフトマンのお迎えは、学校の校門で子どもを待ち、そのまま施設まで歩くだけのサービスではありません。
保護者の方には、あらかじめ各校の放課後キッズクラブへ登録していただきます。そのうえで、クラフトマンのスタッフがキッズクラブを訪問し、本人確認と引き渡しを受け、原則として徒歩で施設まで一緒に移動します。
キッズクラブでは「誰に児童を引き渡したか」を確認・記録します。学校によって手続きや待ち合わせ場所が異なる場合もあり、当日の利用状況や下校時刻も確認しなければなりません。
つまり、学童のお迎えオプションには、実際に歩いている時間以外にも次のような業務があります。
- お迎え予定と利用日の確認
- 学校・キッズクラブごとの手続き確認
- 担当スタッフの配置
- 学校までの往復と移動時間の確保
- 引き渡し時の本人確認
- 天候や交通状況に応じた安全判断
- 施設までの徒歩移動中の安全管理
- 万一の事故やケガが起きた場合の対応
お迎えに出ている間、そのスタッフは施設内の別の仕事をすることができません。決められた時間を空け、担当する学校へ向かい、安全に子どもを連れてくるための人員を確保する必要があります。
子どもとの移動は、予定どおりに進むとは限らない
お迎えの現場では、予定した時刻に全員がそろい、同じ速さで施設まで歩けるとは限りません。
特に1年生は友達との会話に夢中になって足が止まる日もあります。ゆっくり歩きたい日や、「朝顔に水をあげてから帰りたい」と、すぐに出発できない日もあります。
遊んでいた時間から移動へ気持ちを切り替えることが難しい日もあれば、疲れて歩く速度が遅くなる日もあります。低学年の子どもであれば、なおさらです。
スタッフは、予定時刻だけを優先して子どもを急がせればよいわけではありません。
一人ひとりの様子を確認しながら、集団から離れないように声をかけ、横断歩道や車の出入りを確認し、安全に施設まで連れてくる必要があります。
お預かりしているのは、決められたとおりに動く荷物ではなく、その日によって気持ちや行動が変わる子どもたちです。
学童のお迎えオプションは、移動サービスであると同時に、子どもの行動を見守り、安全を守る仕事でもあります。
もし自分がお迎えを担当すると考えたら
少しだけ、立場を変えて考えてみてください。
昼過ぎの決められた時間にほかの予定を入れず、仕事を中断して学校へ向かう。複数の子どもの引き渡しを受け、交通状況を確認しながら施設まで歩く。
途中で子どもの足が止まったり、列から離れそうになったりしたら、その都度、安全を確保しながら声をかける必要があります。
そして、万一、移動中に子どもが転倒したり、車や自転車との事故に遭ったりした場合には、ケガへの対応、保護者への連絡、事故状況の確認なども行わなければなりません。
こうして考えると、1回880円は、学校から施設までの距離に対する「運賃」ではないことが分かります。
決められた時間にスタッフを確保し、ご家庭からお預かりした子どもの安全に責任を持つ。その業務を継続して行うための費用です。
保険料もクラフトマンが負担しています
クラフトマンでは、お子さま自身のケガに備えるスポーツ安全保険と、施設側に法律上の賠償責任が生じた場合に備える事業者向けの保険に加入しています。
保険料はクラフトマンが負担しており、保護者の方に別途保険料を請求することはありません。
クラフトマンでの活動中だけでなく、学校から施設へ向かう通常の経路での移動中も、事故の状況によって補償対象となる場合があります。
ただし、1回880円のうち、いくらが人件費で、いくらが保険料かという個別の原価内訳は公表していません。
お迎えの料金は、スタッフの配置、学校までの移動、引き渡し、安全管理、万一への備えを含め、サービス全体を継続するためのものです。
なぜ「月額+利用回数」の料金になったのか
2026年7月からの料金変更について、クラフトマンの公式案内では、次の二つを理由としてお伝えしています。
- 安全な運営体制を維持すること
- お迎え業務に必要な人員を確保すること
毎日お迎えを利用するご家庭と、月に数回だけ利用するご家庭では、スタッフがお迎えに出る回数が異なります。
以前の一律月額制では、その違いが料金へ反映されませんでした。そこで、一定の体制を確保するための月額登録料と、実際の利用回数に応じた料金を分ける形へ変更しました。
通常月の利用額は次のとおりです。
- 月4回利用:6,820円(税込)
- 月8回利用:10,340円(税込)
- 月12回利用:13,860円(税込)
- 月16回利用:17,380円(税込)
- 月20回利用:20,900円(税込)
初月は月額登録料が無料になるため、利用回数分のみがかかります。
価格だけを見ると、以前より高くなったと感じられると思います。しかし、学童のお迎えオプションを安全に続けるためには、実際のお迎え回数に応じてスタッフの時間を確保する必要があります。
今回の変更は、その実態を料金へ反映するための見直しです。
他の民間学童は「お迎え込み」なのに?
ほかの民間学童では、お迎え料金が基本料金に含まれていたり、月数千円の定額で提供されていたりする場合があります。
そのため、お迎え料金だけを見ると、クラフトマンが高く感じられるかもしれません。
ただし、お迎えの費用が「無料」や「定額」に見えても、実際には学童の基本料金へ含まれている場合があります。また、次のような条件も施設ごとに異なります。
- お迎えに対応する学校数
- 徒歩か車両か
- 決まった巡回ルートがあるか
- スタッフ一人が担当する人数
- 学校やキッズクラブでの引き渡し方法
- 毎日対応か、曜日限定か
- 学童の基本料金にどこまで含まれているか
他施設がどのような原価や運営方法で料金を設定しているかは、クラフトマンには分かりません。そのため、表示されているお迎え料金だけで、安全体制やサービス内容まで単純に比較することはできません。
クラフトマンでは、お迎えに必要な費用を基本料金へ見えない形で含めるのではなく、利用するご家庭に分かる形で提示しています。
お迎えを利用し続けることだけが正解ではありません
クラフトマンは、お迎えをずっと利用し続けることだけが正解だとは考えていません。
北山田駅のすぐ近くという立地を生かし、最終的に子どもが一人で通えるようになることも、大切な成長の一つだと考えています。
ご家庭の状況やお子さまの成長に合わせて、次のような選択ができます。
- 入会直後や低学年の間はお迎えを利用する
- 週の一部だけお迎えを利用する
- 保護者と一緒に通所ルートを確認する
- 短い距離から一人で歩く練習をする
- 慣れてきたらお迎えオプションを外す
お迎えを外すことは、お子様のフォローをやめることではありません。
最初はスタッフと一緒に歩き、次に保護者と練習し、できる日から一人で通ってみる。必要な支援を少しずつ手放し、「自分で通えた」という自信につなげていくこともできます。
まとめ|880円は、子どもの安全を預かるための費用
クラフトマンの学童のお迎えオプションは、月額登録料3,300円と、利用1回につき880円です。
880円は、学校から施設までの距離だけに対する料金ではありません。
昼過ぎの決められた時間にスタッフを配置し、キッズクラブで引き渡しを受け、行動を完全には予測できない子どもたちを見守りながら、安全に施設まで連れてくるための費用です。
事故を起こさないための安全管理だけでなく、万一の事故やケガに備える保険や対応体制も必要です。
以前よりご負担が増えることをお願いする以上、私たちには、その理由をきちんと説明する責任があると考えています。
そして、保護者の方にも、価格だけでは見えにくい現場の仕事と責任を知っていただきたいと思っています。
お迎えを利用するか、一人で通う練習を始めるか。お子さまの学年や様子、ご家庭の状況を伺いながら、無理のない方法を一緒に考えます。
お迎えオプションをご希望の方は、現在の受付状況を公式LINEまたはお問い合わせフォームから個別にご確認ください。
参考情報
- クラフトマンアフタースクール「お迎えオプション」
- クラフトマンアフタースクール「学童利用料金」
- クラフトマンアフタースクール「安全・保険への取り組み」
- クラフトマンアフタースクール「安心してお預けいただくために」
- こども家庭庁「放課後児童クラブの安全対策」




